みなさん、株やFXをやってことはありますか?そのときに株の値動きなどを証券会社のサイトでご覧になってると思います。
暗号資産の取引も取引したいトークン・コインの各取引所の価格をチェックするのと同時に、そのトークン・コインの情報がまとまっているサイトをチェックすることになります。そこで暗号資産同士の比較や上場している取引所ごとの価格の推移、取引量、時価総額などもチェックし、SNSのリンクやオフィシャルサイトへ飛び、プロジェクトや運営母体などをチェックします。
そうやってプロジェクトとトークンの情報を得て、トークン購入、または売却の判断の参考にします。
そのようなサイトで有名なところが、Coin Market Cap(CMC)とCoinGeckoという2サイトです。
Coin Market Cap
CoinMarketCap(以下CMC)は、一番ユーザー数も多く、UI/UXがちょっと今どきで見やすいです。5ヶ月ほど前に変更になり、ちょっと使いにくくなった(個人的主観)
2013年5月にBrandon Chez氏によって設立された価格追跡サイトです。ブルームバーグやCNBCといった主要なニュースサイトでも使用されているメジャーサービスでもあります。
アメリカ政府のレポートにおいてもCMCデータをレポートに使用しているらしい、です。それだけユーザー数も多く、信頼されているということなのでしょう。
このCMCですが、2020年4月に世界最大の取引所Binanceを運営するBinance Capital Mgmtに買収され、公平性を保てるのか!と議論になったことがあります。買収後の現在もCMCは独立性を保ったまま運営していると発表しています。
CoinGecko
CoinGecko(以下Gecko)は若干ダサいデザイン(主観です)ですが、ある程度経験のあるクリプトトレーダーはGeckoの方を好んで使っている気がします。ヤモリのキャラクターが非常に特徴的です。
CoinGeckoは2014年、すべての人が仮想通貨データにアクセスできる環境を構築し、ユーザーに実用的なインサイトを提供することをミッションとしてTM Lee 氏とBobby Ong氏によって設立されました。
CMCとGeckoの比較
世界中のすべてのサイトのトラフィック情報を比較しているSmilarwebによると、2つのサイトを比較するとCMCがグローバルランキング1088位、Geckoが2977位となっています。
23年9月のモバイルとデスクトップの両方を含めた訪問人数が、CMCが6670万人、Geckoが2580万人にとのことです。訪問者数だと2倍位以上の差があります。
ユーザー層を見てみると、世界的にどちらもクリプトユーザーが多いとされている25-34歳を中心にユーザーが分布しています。
まとめ
プロジェクトを立ち上げて、トークンを取引所に上場させると、今度はCMCやGeckoに自分たちのトークンとプロジェクトが掲載されることを目指します。
CMCもGeckoも独自の審査基準があり、掲載を拒否されることもあります。
僕の感覚では、Geckoの方が審査が厳しい印象です。プロジェクトによっては何度もお断りをされて掲載できない!なんてことも発生しています。
それぞれ判断基準も違うので、トークン・コインの順位も違っています。
そのあたりの判断基準がそれぞれあって比較するのも楽しみでもあります。
Geckoには取引所ごとのスプレッドが載っているのでアービトラージする場合などは参考になります。
と簡単ではありますが、暗号資産取引における羅針盤、Coin Market CapとCoinGeckoについて紹介しました。